基本ある上での変化は独自性を生む。
ワインの品質の評価は世界レベルで標準化されています。 良い造り手は、基本を重んじ、忠実に実行します。意見の違う方や知識のある方、そして多くの経験を積んだ先人達の考えを基に自分自身が経験し根拠を高めることで疑問は可能性を生み、
追求することで独自性を生みます。
物事は全て根拠が裏付けとなっているのです。積み上げた経験は未来へのプロセスを安定させ綿密で具体的な計画こそが未来への可能性を拓きます。
私達のブランドは、そのようにして形成していきたいと考えています。 100年先200年先の産地を見据えて。
当社は日本古来の葡萄品種を大切と考え、歴史や葡萄のルーツを真剣に熟慮し日 本の風土と環境に合うワインを醸します。 日本は独自の文化を持つ素晴らしい国です。そして育まれた食文化は世界から高く評価されています。
このような日本独自の価値観を誇りに日本独自のワイン造りを目指す事が当社の理念です。
ワインの市場は世界市場であり産地の個性はその国の食文化と共に繁栄します。 国土の狭い日本のワインは栽培面積に限界がありその前途は多難とも言えましょう。
しかし環境が整っていない事を言い訳に世界の傾向を無視出来ません。
当社は品質も価格も世界水準でワインを造る事を指針と致します。
歴史的価値とは別に、ワイン原料として魅力がなければ独自性は生まれません。甲州葡萄の魅力を最大限に生かし、旨みを凝縮させることで最高のワイン原料となります。 食用としておいしい葡萄ではなく、醸造用として最高の葡萄を作り上げるために、大和葡萄酒では「不可能」と130年間言われ続けた垣根栽培に成功しました。
大和葡萄酒では、世界に通じるワインをつくるために日々研究を行なっています。土壌の改良や水分量の調整など、多岐にわたる研究で、最高のワインをつくることを目指しています。
すべては勝沼のワインが世界に認められるために。
エレガントなワインとは原料のブドウ、そして原料に最適な醸造方法、熟度と酸味、そして香りの全てに絶妙なバランスを保っているワインです。 その絶妙なニュアンスを知る事は積み上げた経験を基に可能性を追求する以外なし得る事はできません。